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[PassLogic導入事例]ドコモ・システムズ株式会社

利用端末を問わないテレワーク環境を構築、遠隔地へも迅速に導入を実現
ドコモグループやNTTグループをはじめとした企業のテレワークを担う「s-WorkSquare」

※導入事例は作成時点の情報です。2022年7月1日よりエヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社に社名を変更しております。

ドコモ・システムズ株式会社は、ドコモグループの業務システム構築で培った技術や経験をもとに、さまざまなソリューションを顧客企業に提供しています。そのソリューションのひとつがクラウド型仮想デスクトップサービス「s-WorkSquare(エスワークスクエア)」です。
s-WorkSquareは、オフィス外から、オフィスと同じPC環境で業務を行うテレワークを実現します。
このs-WorkSquareを利用開始する際の認証に「PassLogic」のデバイスレス・ワンタイムパスワードをご採用いただきました。
PassLogic採用決定までの経緯や、導入後の効果について、ドコモ・システムズ株式会社 内田様、宮本様にお話を伺いました。

導入のメリット

  • 拠点が複数の遠隔地でも、管理の手間やコストを軽減
  • タブレットやスマートフォンなど、マルチデバイス環境で利用可能
  • 仮想デスクトップ環境のセキュリティを強化、さらに製品化し外販を実現
目次

導入の背景・課題

全社的なテレワーク環境の構築

ドコモグループではs-WorkSquare構築前にも、一部の部署にてシンクライアント型仮想デスクトップによるテレワークを行っていました。当時すでに認証強化の必要性は認識しており、ハードウェアトークンを使ったワンタイムパスワード認証を利用していました。
2014年のシステム更新の検討開始時には、全社的なテレワーク導入がテーマとなり、その時に、ハードウェアトークンの購入と運用が課題として認識されたのです。
ドコモグループ全体での利用となると、購入コストが莫大なものとなってしまいます。さらに、拠点が全国にあるため、故障や電池切れの際の交換の手間や送付といった管理コストも問題となります。そこで、ハードウェアトークンなどの認証用デバイスを必要としないことが製品選定の要件となりました。
以前の仮想デスクトップシステムには、シンクライアント端末と一部のFAT端末のみが接続できる環境でした。しかし、2014年の段階では、タブレットやスマートフォンで業務を行っている部署もあり、端末を限定せずに利用できるマルチデバイス環境にすることも要件としました。
また、仮想デスクトップへの接続は、VPNを経由します。認証はこのVPN接続時に行いますので、使用しているVPN機器と連携可能なことも要件となります。

導入した理由

アプリやプラグインなどのインストール不要、ブラウザのみで利用可能

【導入の目的】

全社的に使用する仮想デスクトップ環境を構築したい。それには本人認証の強化が必須となる。

【導入の要件】

  1. コストが高くなるハードウェアトークンなどの認証用デバイスを使用しないこと
  2. 利用端末の種類を限定せず、タブレットやスマホなどでも利用可能であること
  3. VPN機器と連携可能なこと

3つの要件を満たす認証製品の選定を開始し、候補のひとつとしてPassLogicが挙がりました。各製品を実際に試用した結果、接続端末に追加のアプリやプラグインなどをインストールする必要がなく、ブラウザさえ使えれば利用できることが決め手となり、PassLogicを採用決定としました。

導入後の改善効果

仮想デスクトップサービスにPassLogicを採用!
マルチデバイスに対応したテレワーク環境のセキュリティを強化

新しい仮想デスクトップとVPNのシステムが導入され、PassLogicとの連携も完了し、まずは人事・総務・情報システム部門といった「働き方改革」の主管部署と、海外への移動が多い国際部へ約2,000台を導入しました。

【導入後の改善効果】

  • 利用端末の種類を問わないテレワーク環境が構築できた
  • 認証用デバイスの管理作業がなくなり、遠隔地でも迅速な導入が可能に
  • 構築・運用ノウハウを生かし、外販を開始。約10万ユーザーが利用中

【スムーズな運用開始に向けて】
実際の運用が始まると、「乱数表からパターンに沿ってパスワードを抜き出す」という独特な方法を、すぐには理解できなかった従業員からの問い合わせが多数発生しました。そのため、マニュアルや利用開始時のメッセージ、FAQ等の充実を図りました。この時に、利用端末がPC、タブレット、スマートフォンと多岐に渡っており、端末の種類ごとにカスタマイズした内容で作成しなければならなかったのが苦労した点です。
以降の普及段階では、各資料も充実していましたし、一度理解してしまえばシンプルな方法ですので、お問い合わせ件数も減少していきました。この経験を活かした資料や運用開始時のノウハウにより、スムーズな運用開始が可能になったと自負しています。

今後の展望

「s-WorkSquare」として、顧客への提供も開始

2016年には、ドコモグループ全体へ約10,000台を展開し、仮想デスクトップは一部の従業員が使う限定的なシステムから、ドコモグループ内の誰もがマルチデバイスで利用できる身近なサービスに変わりました。
2017年には「s-WorkSquare」と名付けてNTTグループをはじめとした顧客企業への提供を開始しました。2020年の新型コロナウイルス対策として迅速なテレワーク導入が求められた際にも、短期間で約16,000台を展開しています。
現在では、約10万ユーザーにご利用いただいており、PassLogicを組み合わせることで実現したセキュアで快適なテレワーク環境は、お客様からもご好評いただいています。
構築から運用までワンストップでサポートいたしますので、仮想デスクトップ導入をご検討の際には、ぜひお声がけください。


  s-WorkSquareサービス紹介ページ

【PassLogicを用いた「s-WorkSquare」へのログイン手順】

※各画面はイメージイラストです。
1:VPN接続用アプリを起動し、接続開始

(クリックで拡大)

2:別途、ブラウザでPassLogicにアクセス。ユーザー名を入力し「次へ」

(クリックで拡大)

3:乱数表が表示されるので、あらかじめ設定しておいたパターンに沿ってパスワードを判読

(クリックで拡大)

4:VPN接続アプリに戻り、ユーザー名と乱数表から判読したパスワードを入力し、ログイン

(クリックで拡大)

5:仮想デスクトップのサーバーが表示されるので選択

(クリックで拡大)

6:仮想デスクトップのログイン画面でユーザー名とパスワードを入力し、ログイン

(クリックで拡大)

7:利用する仮想デスクトップを選択

(クリックで拡大)

8:仮想デスクトップ利用開始

(クリックで拡大)


以上、内田様、宮本様にPassLogicの採用理由と導入状況をお伺いいたしました。
仮想デスクトップによる大規模なテレワーク環境の運用には、安全性はもちろん、導入・運用コストの削減も重要です。PassLogicは、安全性を担保しながら、導入・運用コストの削減も実現します。
テレワーク環境の認証強化には、PassLogicのご導入をご検討ください。
※本文中の社名・製品名は各社の商標または登録商標です。
※仕様・機能等は改良のため予告なしに変更される可能性があります。

導入先情報 ※2021年3月時点

組織名ドコモ・システムズ株式会社
従業員数739名
業界ソフトウェア・通信
URLhttps://www.nttcom.co.jp/

クラウド事業部 コンサルティング部
セールス担当
担当部長 内田潤一様

クラウド事業部 コンサルティング部
セールス担当 戦略コンサル担当
担当課長 宮本文厚様

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